はじめまして。美容看護師のキドです。
正しいスキンケアの方法が行えるよう情報を発信しています。
今回はシミの中でも一番厄介な「肝斑」についてお話ししていきます。
肝斑は30代〜40代にできやすいシミで主に原因は
ホルモンバランスの乱れによるものだと言われています。
左右対称に現れて、はっきりしないシミ消したい!!
誰もがみんなそう思いますよね?
間違った治療をしてしまうと肝斑は悪化してしまいますので
どうやって肝斑は治していくのかについてお話ししていきたいと思います。
目次
肝斑はどうやって治すの?
まずは「肝斑」ですが、基本的に医療レーザーなどの治療をしてしまうと悪化してしまう危険性があります。
日本での第一選択としてはトラネキサム酸の内服を行い、一度肝斑のシミを薄くしたら、レーザーをやったり、ハイドロキノンなどの美白スキンケアで、肝斑をより薄くし目立たなくさせていくという方法が一般的です。
海外では、トランサミン内服ではなく、第一選択として、美白スキンケアのハイドロキノンを選択するケースが多いです。
ただ肝斑と言っても、左右対称の真皮性メラノサイトーシスとの区別も難しく、本当に自分はどんなシミの種類を判断した上で治療を行うようにしてください。
肝斑とそばかすの違いは?あなたのシミはどのタイプ?
まずは本当の自分のシミのタイプを把握することが大事になってきます。
・老人性色素斑(日光黒子)
・肝斑
・雀卵斑(そばかす)
・炎症性色素沈着
・後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
基本的に覚えていただきたいのは、こちらの5つになります。
老人性色素斑(日光黒子)
スタンダードと言える紫外線を繰り返し浴びてできたシミになります。20代後半からシミができることもあります。特徴は茶褐色でハッキリしたシミです。頬骨やこめかみなどの高い場所にできやすい傾向にあります。
肝斑
ホルモンバランスの乱れによって引き起こされるシミになります。ピルの内服も肝斑の原因に。そして閉経後には薄くなる傾向があります。特徴としては、ぼやっとしたシミで、頬骨に左右対称にあったり、おでこや口の周辺にできることもあります。
特にこのシミで注意していただきたいのが、肝斑になります。シミは1つの種類のシミだけでなく、複数ある場合が多いので、肝斑があればまずは肝斑の治療から行なっていきましょう。
雀卵斑(そばかす)
肌の白い人にできやすく、遺伝的な要素が強いシミになっています。特徴としては鼻から頬にかけたそばがら状の小さな黒い斑点になってきます。紫外線により数が増えたり濃くなったりすることもあります。
炎症性色素沈着
ニキビや擦り傷、虫刺されなど何らかのトラブルによってできたシミになります。特徴としては、徐々に薄くなる傾向にあります。ですがシミが消えない人もいます。そしてこのシミの紫外線で悪化することもあります。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
頬骨に左右対称に現れることから肝斑やそばかすと間違われることもありますが、こちらに関しては原因はわかっていません。似ている肝斑とそばかすを判断するにはシミが出現した年齢にあります。
20代後半に肝斑はできる可能性はありますが基本的に30代〜40代です。このシミは20代からできるシミになってます。そばかすは10代など幼少期になってくるので、シミのできた時期が重要になってきます。
そして色が茶褐色よりグレーよりくすんだシミにが特徴です。そばかす肝斑はオレンジ系統なのに対しADMはグレーや青・紫に近い特徴があります。
肝斑の治療方法
最初にお伝えしておきます。自宅でのケアでは、肝斑は完全には消えないので、そこだけ理解しておいてください。
とにかく肝斑は治したいけど、なるべくならお金をかけずに薄くしたい!!
そんな方がほとんどだと思います。今回は自宅でできる肝斑ケアについてお話ししていきます。
冒頭でもお話ししましたが、肝斑では第一選択として、トラネキサム酸を内服してシミを薄くするとお伝えしました。ドラッグスストアで購入できるシミに効果があるとされているお薬は、多くの種類があると思います。
そして医師が判断し、医療で処方される医療処方もあります。確かに医療処方の方が、濃度が高いものが多く、きちんと医師が判断し処方してくれるため安全ではありますが、一般的にドラッグストアで売ってるものでも問題はないかなと思います。
肝斑に効果的なお薬は、まずはトラネキサム酸です。そして併用して効果があるとされる、ビタミンCとビタミンEになります。他にもビタミンB6やパントテン酸やカルシウムはより効果を高めると言われています。
ドラッグストアで購入できるトラネキサム酸とは?
実はトラネキサム酸は、コロナなどの咽頭痛に関して処方されているお薬です。
喉の痛みになってしまいますが一般薬として売られているのは以下になってます。
・ペラックT錠(第一三共ヘルスケア)
・ハレナース(小林製薬)
・アスゲンT錠:(日邦薬品工業)
・新ルルAゴールドDX( 第一三共ヘルスケア)
・ベンザブロックS錠(アリナミン製薬)
上記のお薬は、トラネキサム酸以外にも、他の成分が配合されていますので、シミに効果を出したいのであれば、トランシーノを購入することをおすすめします。
市販薬トランシーノ内服で肝斑を治す方法
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トランシーノとは、第一三共ヘルスケアより発売されている肝斑に有効とされている内服薬になってます。
気になる成分ですが、以下がトランシーノの成分表になってます。
※公式サイトより画像抜粋
トランシーノⅡは、トラネキサム酸の他にも、シミに効果があるとされている、L-システインやアスコルビン酸(ビタミンC)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、パントテン酸カルシウムなどの成分が配合されています。
もし内服で全て済ませたいという方は、ドラッグストアで購入できる「ユベラ」はビタミンEになので、併用して使用してあげてください。
トランシーノの注意点ですが
・15歳未満は服用できない
・2ヶ月以上継続内服はできません
そして授乳中・妊娠中や、歯科治療中、血栓症などの疑いがある、55歳以上の人は必ず飲んでいいのか医師または薬剤師に相談するようにしましょう。
何度も言いますが、必ず使用上の注意点をよく読むようにしましょう!
肝斑治療には美白スキンケアも併用しより効果的に
美白スキンケアとしては、ハイドロキノン、アルブチン、レチノールやビタミンCなど数多くの成分があります。最も効果的だと私が思うのは「ハイドロキノン」です。
ハイドロキノンは海外でもシミ治療に効果的とされています。ハイドロキノンは「皮膚の漂白剤」とも言われ本当に効果のある成分です。
一般的に売られているものは、ハイドロキノンの成分が1%程度ですが、アンプルールというドクターズコスメのスキンケアでは「ハイドロキノンがなんと2.5%」と高濃度で配合されています。
値段も安価で高濃度ですが、使用期限も短期間あり空気に触れたり、熱に弱いので、必ず冷蔵庫保存と、とにかく扱いが難しいので面倒さかったです。あと濃度が高いので、赤みが出ました。
ですがアンプルールは「安定型ハイドロキノン」という開発に成功しており、そんな大変な扱いしなくていいし、肌トラブルも起きなったのでおすすめです♡
肝斑は保険適応されるの?
「肝斑」は保険適応されません。
一般的には、シミなどの治療は疾患に該当しないため、保険適応外になりますのでご注意ください。
トラネキサム酸と一緒に内服するといいとされている、ビタミンCやビタミンEは保険適応になるケースもあるかもしれないので、もし医療処方で考えているのであれば、皮膚科医の先生に相談してみるといいかもしれません。
肝斑の予防方法
肝斑はホルモンバランスの乱れによってできるシミだとお伝えしましたが、まずはシミはとにかく紫外線対策なので、日焼け対策として朝の日焼け止め、こまめに塗り直しや、内服をするなど、何かしらの対策はしていきましょう!
そして、ビタミンCの内服やビタミンEの内服も予防に効果があると言われています。
内服が難しいようであれば、なるべく食事からビタミンC・Eを摂取できるように心がけていきましょう♪
そして、難しいかもしれませんがなるべくストレスを溜めないように、日常生活をできるだけ過ごしていきましょう!
ストレスはホルモンバランスの乱れにも大きく関わっていきます。しっかりと睡眠取ったり、休憩はとる運動をするなど適度な生活は大事になってきます。
まとめ
シミを消してたいとしても自分はどのシミのタイプかによって、スキンケア方法が少しずつ変わっていきます。
肝斑の治療としては、まずはトラネキサム酸の内服をしていただいて
その後「ハイドロキノン」などの美白治療を行なっていくと今より肝斑が薄く感じられるかなっと思います。
ただあくまでも自宅でのケアを行いたい方は、トランシーノを購入し、アンプルールでもいいですし、他の美白スキンケアで治療していくと肝斑は薄くなっていくと思いますので、長期的にしみ治療を頑張っていきましょう♡